京都大学附属病院 Kyoto University Hospital

京都大学医学部附属病院総合臨床教育・
研修センター

Kyoto University Hospital
Integrated Clinical Education Center

医科研修

医師臨床研修
研修プログラム・協力病院

キャリア選択を見据えた研修プログラム

当院は診療と医療に関する研究・教育といった幅広い機能を担う大学病院であり、10年、15年後のキャリアを見据えた研修をすることができます。

2年を通して当院で研修する「Aプログラム」、協力型臨床研修病院とのたすきがけ研修を行う「Bプログラム」、「Cプログラム」の3つのプログラムに加え、2年間の当院での研修の中で産婦人科・小児科それぞれに重点を置いた重点プログラム、1年目に8週以上自由選択診療科での研修が可能となる「特別プログラム」の6つのプログラムを用意しています。

2年目の研修は、プライマリケアを担う一般的な診療はもちろんのこと、大学病院ゆえの高度先端医療や専門性の高い診療科での研修も可能で、個人のキャリアパスを見据えたクオリティの高い研修ができるように配慮しています。

Aプログラム(28名)※2024年度採用実績

※麻酔科4週は、救急研修とみなす。2年を通して救急外来での当直・日直業務を4週間相当実施する。

  • 京大病院で2年間研修を行うプログラム。
  • 1年目は内科、外科、救急の必須診療科を中心とした研修を行う。
  • 2年目は原則32週以上の自由選択診療科での研修期間が設けられている。

Bプログラム(7名)※2024年度採用実績

※麻酔科4週は、救急研修とみなす。

  • 1年目を京大病院、2年目を協力型臨床研修(たすきがけ)病院で研修を行うプログラム。
  • 2年目は各病院のプログラムに準じて行う。

Cプログラム(22名)※2024年度採用実績

  • 1年目を協力型臨床研修(たすきがけ)病院、2年目を京大病院で研修を行うプログラム。
  • 1年目は各病院のプログラムに準じて行う。1年目必修科目の研修を修了していない場合は、2年次に当院にて当該研修を行う。
  • 2年目は1年目の研修状況に応じて、自由選択診療科での研修期間が設けられている。

協力病院は数ある関連病院の中でも特に研修医教育に定評のある病院へ、研修の受入れをお願いしています。
指導医間の交流も活発であり、病院を移っても一貫性のある研修が受けられるよう密に連携しています。

産婦人科重点プログラム(3名)※2024年度採用実績(2025年度2名予定)

※麻酔科4週は、救急研修とみなす。2年を通して救急外来での当直・日直業務を4週間相当実施する。

  • 京大病院で2年間研修を行い、産婦人科に重点を置いたプログラム。
  • 1年目に産婦人科を8週以上研修できる。2年目も産婦人科にて4週以上研修を行う。

小児科重点プログラム(3名)※2024年度採用実績(2025年度2名予定)

※麻酔科4週は、救急研修とみなす。2年を通して救急外来での当直・日直業務を4週間相当実施する。

  • 京大病院で2年間研修を行い、小児科に重点を置いたプログラム。
  • 1年目に小児科を8週以上研修できる。2年目も小児科にて4週以上研修を行う。
  • NICUにおける研修も可能。

特別プログラム(12名)※2024年度採用実績

※麻酔科4週は、救急研修とみなす。2年を通して救急外来での当直・日直業務を4週間相当実施する。

  • 京大病院で2年間研修を行い、1年目に8週以上自由選択診療科での研修が可能となるプログラム。
  • 1年目に必須科目(外科・産婦人科・小児科・精神科)を自由選択で研修した場合は、2年目の自由選択診療科での研修が32週以上となる。

基礎研究医プログラム(2名)※2024年度採用実績

※麻酔科4週は、救急研修とみなす。2年を通して救急外来での当直・日直業務を4週間相当実施する。

  • 基礎研究医プログラムについては、マッチング外で採用を行うため、2年目で所属を希望する研究室を通して、医学部教務掛までお問い合わせください。
  • プログラムに関する問い合わせ先 医学教育・国際化推進センター     

    060edu@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

研修できる診療科(部)

内科研修3診療科×2ヶ月または2診療科×3ヶ月
血液内科 糖尿病・内分泌・
栄養内科
循環器内科 消化器内科
呼吸器内科 免疫・膠原病内科 脳神経内科 腎臓内科


外科研修
消化管外科 肝胆膵・移植外科 心臓血管外科 呼吸器外科


必須研修
初期診療・救急科 産科婦人科 小児科 精神科神経科


自由選択診療科
腫瘍内科 緩和医療科
※2年目のみ
早期医療開発科
(2024年度より)
乳腺外科
小児外科 脳神経外科 眼科 耳鼻咽喉科・
頭頸部外科
整形外科 形成外科 泌尿器科 麻酔科
ICU
(集中治療部)
NICU
(新生児集中治療室)
放射線治療科 放射線診断科
皮膚科 リハビリテーション科 病理診断科 脳卒中診療部
検査部・感染制御部
※2年目のみ

多彩な協力型病院・協力施設

協力型臨床研修病院

古くから交流のある関連病院の中でも、特に研修医教育に定評のある病院に、B・Cプログラムのたすき掛け研修における連携をお願いしております。

都道府県 協力型臨床研修病院
静岡県 静岡県立総合病院
静岡市立静岡病院
島田市立総合医療センター
福井県 日本赤十字社 福井赤十字病院
滋賀県 彦根市立病院
日本赤十字社 大津赤十字病院
市立大津市民病院
滋賀県立総合病院
市立長浜病院
京都府 国立病院機構 京都医療センター
三菱京都病院
京都桂病院
京都岡本記念病院
徳洲会 宇治徳洲会病院
大阪府 大阪府済生会 茨木病院
枚方公済病院
田附興風会 医学研究所北野病院
日本赤十字社 大阪赤十字病院
関西電力病院
大阪府済生会 野江病院
市立岸和田市民病院
奈良県 大和高田市立病院
JCHO 大和郡山病院
和歌山県 日本赤十字社 和歌山医療センター
兵庫県 公立豊岡病院組合立 豊岡病院
赤穂市民病院
国立病院機構 姫路医療センター
島根県 松江市立病院
香川県 日本赤十字社 高松赤十字病院

臨床研修協力施設 地域医療研修

2年目に4週以上実施する地域医療研修において、提携している病院・医院です。地域に密着し、重要な役割を担う病院・医院にお願いしております。
近畿のみならず、岩手・宮城の病院・医院にもネットワークがあります。

研修内容

一般外来での研修、在宅医療の研修等、地域に根差した医療を経験し、実践することができます。
病棟研修を行う場合は、慢性期・回復期病棟での研修を含みます。地域包括ケアについても学ぶことができます。


都道府県 地域医療研修 協力型臨床研修施設
岩手県 奥州市国民健康保険まごころ病院
宮城県 気仙沼市立病院附属本吉医院
福井県 JCHO 若狭高浜病院
京都府 丹後中央病院
京都民医連 あすかい病院
知音会 京都新町病院
医道会 十条武田リハビリテーション病院
朋友会 泌尿器科上田クリニック
淀さんせん会 金井病院
都会 渡辺西賀茂診療所
渡辺緩和ケア・在宅クリニック
和み会 なかつかさ内科・在宅クリニック
理智会 たなか往診クリニック
あおき消化器内科クリニック
安田花園クリニック
岩倉駅前たはらクリニック
大阪府 清仁会 水無瀬病院



臨床研修協力施設 精神科研修

精神科研修においては、院内の精神科神経科のみならず、単科精神科病院とも一部提携し研修を受け入れていただいております。
地域に根差した、多様な社会復帰支援を含む様々な経験ができます。

都道府県 精神科研修 協力型臨床研修施設
大阪府 恒昭会 藍野花園病院
光愛会 光愛病院
滋賀県 藤樹会 滋賀里病院
明和会 琵琶湖病院