京都大学附属病院 Kyoto University Hospital

京都大学医学部附属病院総合臨床教育・
研修センター

Kyoto University Hospital
Integrated Clinical Education Center

医科研修

初期臨床研修
研修プログラム・協力病院

キャリア選択を見据えた研修プログラム

当院は診療と医療に関する研究・教育といった幅広い機能を担う大学病院であり、10年、15年後のキャリアを見据えた研修をすることができます。

2年を通して当院で研修するAプログラム、協力型臨床研修病院とのたすきがけ研修を行うBプログラム、Cプログラムの3つのプログラムに加え、2年間の当院での研修の中で産婦人科・小児科それぞれに重点を置いた重点プログラム、1年目に2ヶ月診療科を自由に選択できる特別プログラムの6つのプログラムを用意しています。

2年目の研修は、プライマリケアを担う一般的な診療はもちろんのこと、大学病院ゆえの高度先端医療や専門性の高い診療科での研修も可能で、個人のキャリアパスを見据えたクオリティの高い研修ができるように配慮しています。

Aプログラム(28名)2021年度

<1年目52週>内科6ヶ月(25週)、外科2ヶ月(9週)、一般外来1ヶ月(5週)、救急1ヶ月(4週)、麻酔2ヶ月(9週)<2年目52週>地域1ヶ月(4週)、産婦人科1ヶ月(5週)、小児科1ヶ月(5週)、精神科1ヶ月(5週)、選択科8ヶ月(33週)

※麻酔1ヶ月は、救急研修とみなす。2年間を通じて救急外来での当直・日直業務を4週間相当実施する。

  • 京大病院で2年間研修するプログラム。
  • 2年目は原則8ヶ月の選択期間が設けられている。

Bプログラム(7名)2021年度

<1年目52週>内科6ヶ月(25週)、外科2ヶ月(9週)、一般外来1ヶ月(5週)、救急1ヶ月(4週)、麻酔2ヶ月(9週)<2年目52週>地域1ヶ月(4週)、産婦人科1ヶ月(5週)、小児科1ヶ月(5週)、精神科1ヶ月(5週)、選択科8ヶ月(33週)

※麻酔1ヶ月は、救急部門とする。

  • 1年目を京大病院、2年目を協力型臨床研修(たすきがけ)病院で研修を行う。
  • 2年目は各病院のプログラムに準じて行う。

Cプログラム(23名)2021年度

<1年目52週>内科6ヶ月(25週)、外科2ヶ月(9週)、一般外来1ヶ月(5週)、救急3ヶ月(13週)<2年目52週>地域1ヶ月(4週)、産婦人科1ヶ月(5週)、小児科1ヶ月(5週)、精神科1ヶ月(5週)、選択科8ヶ月(33週)
  • 1年目は各病院のプログラムに準じて行う。
  • 1年目必修科目の研修を修了していない場合は、2年次に当院にて当該研修を行う。
  • 2年目は1年目の研修状況に応じて選択期間が設けられている。

協力病院は数ある関連病院の中でも特に研修医教育に定評のある病院へ、研修の受入れをお願いしています。
指導医間の交流も活発であり、病院を移っても一貫性のある研修が受けられるよう密に連携しています。

産婦人科重点プログラム(3名)2021年度

<1年目52週>内科6ヶ月(25週)、産婦人科2ヶ月(9週)、一般外来1ヶ月(5週)、救急1ヶ月(4週)、麻酔2ヶ月(9週)<2年目52週>地域1ヶ月(4週)、外科1ヶ月(5週)、小児科1ヶ月(5週)、精神科1ヶ月(5週)、産婦人科関連選択科8ヶ月(33週)

※麻酔1ヶ月は、救急部門とする。

  • 京大病院で2年間研修する。
  • 1年次に産婦人科を2ヶ月研修できる。

小児科重点プログラム(3名)2021年度

<1年目52週>内科6ヶ月(25週)、小児科2ヶ月(9週)、一般外来1ヶ月(5週)、救急1ヶ月(4週)、麻酔2ヶ月(9週)<2年目52週>地域1ヶ月(4週)、外科1ヶ月(5週)、産婦人科1ヶ月(5週)、精神科1ヶ月(5週)、小児科関連選択科8ヶ月(33週)

※麻酔1ヶ月は、救急部門とする。

  • 京大病院で2年間研修する。
  • 1年次に小児科を2ヶ月研修できる。
  • NICUにおける研修も可能。

特別プログラム(12名)2021年度

<1年目52週>内科6ヶ月(25週)、選択科目(1診療科)2ヶ月(9週)、一般外来1ヶ月(5週)、救急1ヶ月(4週)、麻酔2ヶ月(9週)<2年目52週>地域1ヶ月(4週)、外科1ヶ月(5週)、産婦人科1ヶ月(5週)、小児科1ヶ月(5週)、精神科1ヶ月(5週)、選択科7ヶ月(28週)

※2年次の必修科目(4診療科)は、1年次に選択していない外科・産婦人・小児・精神とする。

  • 1年次に2カ月、自由に診療科の選択が可能
  • 1年次に必須研修科(外科,産科婦人,小児、精神)を自由選択で研修した場合は、選択科研修が8カ月となる

基礎研究医プログラム(2名)※2021年度採用実績

  • 基礎研究医プログラムについては、マッチング外で採用を行うため、2年次で所属を希望する研究室を通して、医学部教務掛までお問い合わせください。
  • 問い合わせ先 医学教育・国際化推進センター     

    060edu@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

研修診療科

内科研修3診療科×2ヶ月または2診療科×3ヶ月
血液内科 糖尿病・内分泌・
栄養内科
循環器内科 消化器内科
呼吸器内科 免疫・膠原病内科 脳神経内科 腎臓内科

外科研修
消化管外科 肝胆膵・移植外科 心臓血管外科 呼吸器外科

2年次に選択可能な診療科 *必須研修
**当院で1年次に研修
産科婦人科* 小児科* 精神科神経科* 初期診療・救急科*
麻酔科** 眼科 皮膚科 泌尿器科
耳鼻咽頭科 整形外科 小児外科 脳神経外科
乳腺外科 放射線治療科 放射線診断科 NICU
(新生児集中治療部)
ICU
集中治療部
※2年次
病理診断科 SCU
脳卒中診療部
腫瘍内科
形成外科 検査部・感染制御部
※2年次


多彩な協力病院・協力施設

協力型臨床研修病院

古くから交流のある関連病院の中でも特に研修医教育に定評のある病院が、B・Cプログラムのたすきがけ研修で連携しています。

都道府県 協力型臨床研修病院
静岡県 静岡県立総合病院
静岡市立静岡病院
島田市立総合医療センター
福井県 福井赤十字病院
滋賀県 彦根市立病院
大津赤十字病院
(大津市民病院)
滋賀県立総合病院
市立長浜病院
京都府 京都医療センター
三菱京都病院
京都桂病院
京都岡本記念病院
宇治徳洲会病院
大阪府 済生会茨木病院
枚方公済病院
北野病院
大阪赤十字病院
関西電力病院
済生会野江病院
市立岸和田市民病院
奈良県 大和高田市立病院
和歌山県 日赤和歌山医療センター
兵庫県 公立豊岡病院
赤穂市民病院
国立姫路医療センター
島根県 松江市立病院
香川県 高松赤十字病院

地域医療研修 協力型臨床研修施設

2年次研修の1ヶ月間、地域医療研修として提携している病院・医院です。
地域に密着し、重要な役割を担う医院・病院にお願いしています。

近畿だけではなく、岩手・宮城にもネットワークがあります。

研修内容

一般外来での研修と在宅医療の研修を行います。病棟研修を行う場合は、慢性期・回復期病棟での研修を含みます。地域包括ケアの実際について学ぶことができます。


都道府県 地域医療研修 協力型臨床研修施設
岩手県 奥州市国民健康保険まごころ病院
宮城県 気仙沼市立本吉病院
福井県 若狭高浜病院
京都府 丹後中央病院
京都民医連あすかい病院
京都逓信病院
愛寿会同仁病院
十条リハビリテーション病院
朋友会泌尿器科上田クリニック
淀さんせん会金井病院
宇治徳洲会病院
大阪府 清仁会水無瀬病院
奈良県 大和郡山病院



研修医からのコメント

  • 救急当直は非常に忙しく実力がつきました
  • 往診や訪問看護に同行して実際の活動を見ることができました
  • 診療所から病院までの流れを経験することができました
  • 指導をうけながら総合内科外来を担当できました
  • 医療はその土地、人々に併せて柔軟に変化し一元的なものではないとわかりました
  • 縁もゆかりもない地域でしたが人はやさしく居心地のよい所でした
  • 診療科の垣根が低く1年間でどの病棟も顔見知りになれました
  • 介護老人保健施設や訪問看護ステーションと密接に連携していました

精神科研修 協力型臨床研修施設

精神科研修では院内の精神科だけではなく単科精神科病院とも一部提携しています。
地域に近く多様な社会復帰支援を含めた精神科研修を経験することができます。

都道府県 精神科研修 協力型臨床研修施設
大阪府 医療法人恒昭会藍野花園病院
大阪府 医療法人光愛会光愛病院
滋賀県 医療法人藤樹会滋賀里病院
滋賀県 医療法人明和会琵琶湖病院