京都大学附属病院 Kyoto University Hospital

京都大学医学部附属病院総合臨床教育・
研修センター

Kyoto University Hospital
Integrated Clinical Education Center

センター紹介

総合臨床教育・
研修センターとは

標準的医療を基盤として高度急性期医療、先進先端医療の推進や国際基準による新規医療の開拓・再生医療への貢献など、研究病院としての使命を果たしていくなかで、優れた医療人・研究者の育成や、病院の地域貢献・社会貢献を充実させていくことは大きな課題です。

優れた高度医療を行うためには、医師のみならず、優秀な看護師や放射線技師、検査技師、薬剤師などメディカル・スタッフの存在、さらにこうした異なる職種の医療スタッフの協力体制が必須です。
こうした観点から、京都大学医学部附属病院では2005年度に医師、看護師、その他のメディカル・スタッフの卒前・卒後の教育を、一貫性を持って行うため「総合臨床教育・研修センター」を設置いたしました。

医学部の様子 医学部の様子

スタッフのご紹介

役職 氏名(所属 職名)
総合臨床教育・研修センター長 溝脇 尚志 (放射線治療科 教授)
医師臨床教育・研修部長 片岡 仁美(医学教育・国際化推進センター 教授)
医師臨床教育・研修副部長 和足 孝之(総合臨床教育・研修センター 准教授)
  山崎 博司(総合臨床教育・研修センター 講師)
  植野 司 (総合臨床教育・研修センター 特定講師)
  染谷 真紀 (総合臨床教育・研修センター 助教)
  笠原 桂子(総合臨床教育・研修センター 特定病院助教)
  村田 亜紀子(総合臨床教育・研修センター 特定助教)

 

溝脇 尚志(教授)
総合臨床教育・研修センター長/放射線治療科

 京都大学医学部附属病院(京大病院)は、「患者中心の開かれた病院として、安全で質の高い医療を提供する」「新しい医療の開発と実践を通して、社会に貢献する」「専門家としての責任と使命を自覚し、人間性豊かな医療人を育成する」という3つの基本理念を掲げており、優れた医療従事者を育成することが京大病院の一つの大きな使命です。総合臨床教育・研修センターでは、医師のみならず、看護師や放射線技師、検査技師、薬剤師などメディカル・スタッフの卒前卒後の教育を担っております。

 安全・安心な医療を行うためには、最新の医学知識・確かな技術、高いコミュニケーション力、患者さんを気遣う心のいずれもが必要です。京大病院は長年にわたって大学病院として医学生や研修医、メディカルスタッフの教育・指導を行ってまいりましたので、知識・技術の教育には蓄積されたノウハウがあります。さらに、京大病院の特徴として、最先端の医療に触れつつ研修を積むことができることが大きな強みです。また、多職種のメディカルスタッフ間や、患者さんとのコミュニケーション力を高めることにも力を注いでいます。

 「患者さんを中心とした医療」を実践するためには、「患者さんを思う心」とともに命を預かる医療従事者としての心構えを初期教育において育むことが非常に重要です。同じ志を持った多くの仲間、熱い心を持った経験豊富な京大病院のスタッフとともに、医療人としての第一歩を踏み出していただきたいと考えております。総合臨床教育・研修センターは皆さんの熱意を歓迎し、全力でサポートいたします。





片岡 仁美(教授) 
研修管理委員長/医師臨床教育・研修部長

 初期研修の2年間は、その後の専門医や研究を含めた様々なキャリアの通過点ですが、その2年をいかに過ごすかで、その後の医師としての基本的な姿勢や方向がかなり決まります。京都大学病院(病院群)研修プログラムは、優れた指導者や研究者が身近に豊富にいることもさることながら、大学ならではの多種多様な研修の機会を提供しています。
 出身大学には全くこだわりません。現在も半数以上は他大学出身者です。ここ数年で卒前の医学部教育や卒後の専門医制度が大きく変化しており、初期臨床研修も、2020年度からプログラムや評価システムなどが改訂されています。そのなかで多くの人材が京大病院群での初期研修を経て、その後のプロフェッショナルとしてのさらなる研鑽や活躍に繋げていっていることを嬉しく思います。





和足 孝之(准教授)
医師臨床教育・研修副部長

 実は臨床・研究・教育が三度の飯より好きなジェネラリストです。 自分自身が研修医だった頃を思い出し、個人的な訓戒として、「知識・技術・態度の中で最も重要なのは、圧倒的に態度(attitude & behavior)」という言葉を重視してきました。態度がしっかりしていれば、どこまでも医師として成長し続けることができると信じているからです。

 私たち京都大学病院は、アカデミックリーディングホスピタルとして、国内外で活躍できる臨床家・教育者・研究者を輩出することを目指し、他では得られない研修環境を提供するために日々努力しています。米国のトップ教育者を含む、世界的に有名な医師から直接学ぶ機会が豊富にあり、研修を通じて国際的な視野を広げることができます。将来グローバルな活躍を目指す方のために、海外留学や国際的な医療活動への道も全力でサポートします。また京大病院の強みを最大限に活かし、臨床と研究を融合させた研修プログラムを通じて、一生を通じた学びの姿勢を育成します。

 将来のビジョンが明確に見えている方はもちろん、まだ見えていない方も、臨床研修は未来の扉を開く第一歩。私たち京都大学医学部附属病院で、あなたの医師人生を積み上げていく準備を始めてみませんか?




山崎 博司(講師)
耳鼻咽喉科・頭頸部外科/クリニカルアナトミーラボ

クリニカルアナトミーラボ(CAL)の担当です。若い外科系の先生に手術手技に関連した解剖を学んでいただけるように取り組んでいます。










植野 司(特定講師)
精神科神経科

研修医の時に出会った指導医に受けた影響は今もなお続いています。 ぜひ、京大病院の様々なキャリアをもつ魅力的な指導医に学びに来てください!









染谷 真紀 (助教)
クリニカルシミュレーションセンター

医学教育・シミュレーション教育で皆さんと共に学んでいきたいと思っています。小児救急・集中治療、VR教育などに関心を持っています。お気軽にお声がけください。








笠原 桂子(特定病院助教)
消化管外科

研修センターと消化管外科に所属しています。
研修で悩んだり、将来のことで迷ったり、人と話すことで気持ちが楽になることもあります。
自分で気づけなかった解決方法がみつかることもあります。充実した研修生活となるようにサポートしますので、気軽にご相談ください。





村田 亜紀子(特定助教)
医師の働き方改革担当/KUSNoKIプロジェクト
医学部附属病院担当※

地域の受入施設での経験を活かし、地域医療研修の振り返りや教育の充実に取り組んでいます。専門・興味領域は家庭医療・総合診療・内科全般・キャリア教育です。
また、医師の働き方改革担当として、労働時間も意識しながらみなさんが元気に研修していけるようサポートします。ぜひ一緒によりよい研修を形作っていきましょう。

KUSNoKIプロジェクト
 令和5年度厚生労働省子育て世代の医療職支援事業に採択されて開始した事業。
 京都大学が取り組んでいる様々なキャリア支援、育児支援、男女共同参画をさらに推進するための活動を展開している。